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2013年12月10日 (火)

資本調達勘定(2)

前回の続きです。

ご質問の本題である、貸借対照表と資本調達勘定、調整勘定の関係ですが、これについては、

 期首(前期末)貸借対照表 + 資本調達勘定 + その他の資産量変動勘定

+ 再評価勘定 = 期末貸借対照表

となります。

ここで、その他の資産量変動勘定は、火事などでその資産がなくなってしまったなどということを記録するものであり、再評価勘定は、正しく当該資産の価値変動を記録します。

そして、資本調達勘定では、当該期における資産・負債の取引による変動が計上されますが、この取引は、実際に行われた取引価格(すなわち「時価」。ただし、物々交換の場合は、購入時点価格とせざるを得ないと思いますが。。。)ですから、厳密に言えば、再評価勘定は「取引が行われていない資産・負債についての価値変動分」ということができるかと思います。

実際に、資金循環表の解説でも、

http://www.boj.or.jp/statistics/outline/exp/data/exsj01.pdf

資金循環統計では、経済の実態を表示するために、評価(測定)方法は時価主義、記録(認識)時点は発生主義という考え方を採っている。こうした考え方は、基本的には、93SNA、IMFマニュアルの考え方と同じであるが、貸出債権の扱いについては、資金循環統計は、これら国際基準よりも時価主義を徹底させている。

と書いてあり、取引時点の時価評価で計上しているはずです。ですから、その残りの再評価勘定については、「それ以外」の価値変動が計上されていると考えると分かりやすいのではないでしょうか?(この部分、私も直接担当したことは無いため、各勘定を見ながら考えてみましたが、本職の方、もし間違っておりましたらご指摘ください。)

なお、もうひとつご質問いただいております、「貨幣」の話は、かなりややこしい話なので、私も今勉強中です(笑)もうしばしお待ちください!!

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