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2013年2月23日 (土)

経常収支赤字

2012暦年の日本の経常収支が、1985年以降で過去最少の経常収支黒字となっただとか、2013年1月の貿易赤字が過去最大となったなど、いろいろと国際収支統計、貿易統計などについて書かれている記事を目にする機会があります。

こういった記事を見ると、「経常収支が赤字になったら、資本収支が黒字になる」というようなことが書いてあり、国際収支統計上の有名な式である

 経常収支 + 資本収支 + 外貨準備増 + 誤差脱漏  0 

について触れています。

これはつまり、経常収支と資本収支(広義で見ると「外貨準備増」も含む)は、同じもの実物面と金融面の2つの面からみているだけということを意味しているのですが、これの説明って分かりにくいなぁという印象があります。

良く書かれている説明は、

①経常収支黒字なら、その余っているお金を海外投資しているはずだ。

とか

②国内金利が(相対的に)高ければ、資本流入が起こり、自国通貨が高くなり、輸出が減ることで経常収支赤字になるはずだ。

とか言う説明が多く、分かりにくいなぁと思って見ています。

そして、「統計の仕組み」として、なぜこのような形になるのか、解説しているものは、ほぼ皆無だったと記憶しています。(先ほど見たら、何かの質問に対するベストアンサーが、そのことまで触れてばっちり書いてくれていましたが、私が知る限りこれが唯一の例なのではないかと思います。)

そこで、今回は、「統計の仕組み」から言って、なんで上記の式が成り立つのか、順を追って考えてみようと思います。

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