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2012年3月26日 (月)

アクティビティー(3)

前回の続きです。

制度部門と活動別分類の話について、93SNAそして08SNAの議論でも、不十分だと思う部分があると思うわけです。具体的には、先ほど出した例は、政府(つまり非市場生産がメイン)が、一部ホテルサービスという市場生産を行っているという例を出したのですが、逆の場合はどうなるかということが想定されていないのです。つまり、公的企業が一部だけ非市場生産をしている場合、どのように計上するかというのがわからないのです。

非市場生産は、自己消費する必要があります。が、自己消費できる制度部門は、一般政府と対家計民間非営利団体だけなのです。そう考えると、その非市場生産部分については、無理やり「一般政府」又は「対家計民間非営利団体」に制度部門でも格付けするか、その生産財は少ないだろうから「市場財である」と整理するかのいずれしかなくなるのですが、マニュアルでこの部分が明確に書いてあるのを、寡聞にして知りません。

というわけで、マニアックな論点を長々と書いてしまいましたが、こういった計上方法の根本の部分について、日本においてももっと理解が深まればよいのに、と思う次第です。

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