« 専門家 | トップページ | 一般政府の勘定表(2) »

2012年1月19日 (木)

一般政府の勘定表

少し前から見てみたかったのですが、時間が無くてなかなかできなかったことがあります。

それは、昨年来、ギリシャを発端として、EURO圏各国の政府債務が問題となっており、財政状況の悪い国を指してPIGSとか言われたりしていました。(日本も他人事でないとも言われていますが。。。)

で、これらの国が本当にどれくらい財政状況が悪いのかというのを、自分でデータでみていませんでしたので、何が起こっているのか、実際よく分からない状況でした。

そこで、今回、少し時間をかけて、各国の財政状況についてデータを落としてみてみました。

データソースは、OECDのデータベースから、ひたすら頑張って落としたものでして、特段標記が無いものは、その中のnational accountsの中の、General Government Accountsから持ってきたものと思ってください。

General Government Accountsの中に、Government deficit/surplus, revenue, expenditure and main aggregatesという勘定表があり、これが一般政府の部門別の勘定表になります。ここでは、中央政府とか、地方政府別にもあるのですが、今回は一般政府だけでまとめてみています。

途中で、いくつかの項目にくくって分析しますが、その内容はその際に個別に書きます。

まず、national accountsではなく、このOECDのデータベースの中に、中央政府の債務残高のGDP比というものがありますので、それから見てみましょう。

1

とりあえず、現在、危ないと言われているpigs(ここでは、ポルトガル、イタリア、ギリシャ、スペインとしています。本当はアイルランドだという説もありますが。。。)、対比する意味で、その援助側と言われているドイツとフランス(フランスも格下げされましたが。。。)、そして比較の目的で、イギリス、アメリカ、そして我が日本もいれております。

これを見ると、確かに言われる通り、pigsの中でも、ギリシャは突出して債務が多いということが分かります。また、それに続いてイタリア、ポルトガルと続いているのですが、スペインはそれほど悪いという感じがしません。むしろ、フランスの方が悪いくらいです。

また、実はイギリスがポルトガル並みに悪いということもわかります。アメリカも、スペインより悪いくらいです。そして、そもそも、日本は2009年までしかありませんが、もっと悪いです(笑)

というわけで、あくまでこれは中央政府だけのものなので、一般政府の債務ということだと異なるとは思いますが、それでも、ギリシャが真っ先に危機に陥ったというのはなんとなくわかります。

では、これは債務ですからストックの話です。ストックとはフローの積み重なりですから、フローでどのようなことがあり、このような状況になったのか、次回、もう少し細かく見てみようと思います。

« 専門家 | トップページ | 一般政府の勘定表(2) »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/559179/53769799

この記事へのトラックバック一覧です: 一般政府の勘定表:

« 専門家 | トップページ | 一般政府の勘定表(2) »

無料ブログはココログ
2016年8月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31