« 現実消費と消費支出(3) | トップページ | 現実消費と消費支出(5) »

2011年12月 3日 (土)

現実消費と消費支出(4)

続いて商品・非商品販売です。

商品・非商品販売とは、「政府が生み出したサービスのうち、明確にその対価として受け取った価額」とでも考えていただければ良いと思います。

具体例としては、国公立学校の授業料とか、住民票の発行に当たって取る手数料とか、国公立でやっている博物館の入場料とか、国や都道府県が直轄でもっている空港の使用料とか、下水道の利用料とかそういったものです。で、これらは、家計が支払った場合は家計の「最終消費支出」に、企業が支払った場合は企業の「中間消費」に計上されます。

一度、以前の考え方に立ち返っていただきますと、

 『そこで、SNA体系上は、「政府が生み出した生産のうち明確に対価が支払われていない部分については、『政府が自己消費』しているものと擬制する」ということになっています。』

と書きましたが、このうち、『明確に対価が支払われている部分』が、商品・非商品販売になります。

(この「商品・非商品販売」という言葉も古臭くて、商品=財、非商品=サービスのことのようなのですが、それなら「政府による財、サービスの販売額」とかすればいいじゃないかと思ってしまいます。ただ、この「商品・非商品販売」という言葉が固有名詞になってしまっているので、とりあえずはこの言い方にせざるを得ないのかと。。。)

で、明確に対価が支払われている部分は、政府の産出額の内でも、誰かが使っているわけですから、「政府が消費支出していると『擬制』する」必要がありません。したがって、商品・非商品販売は「‐(マイナス)」となっているわけです。

« 現実消費と消費支出(3) | トップページ | 現実消費と消費支出(5) »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

プライマリー・バランスにおいて、受け取り利子も計算に考慮されているのはなぜでしょうか。
(「プライマリー・バランス」=「純貸出(+)/純借入(-)」+「支払利子」-「受取利子」)
教科書などをみると、支払利子のみをカウントしていることが多いようにおもいます。

http://taro-sna.cocolog-nifty.com/blog/2010/06/post-719e.html

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/559179/53392518

この記事へのトラックバック一覧です: 現実消費と消費支出(4):

« 現実消費と消費支出(3) | トップページ | 現実消費と消費支出(5) »

無料ブログはココログ
2016年8月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31