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2011年12月10日 (土)

7-9月期2次QE(1)

本日2次QEを公表しました。

http://www.esri.cao.go.jp/jp/sna/sokuhou/sokuhou_top.html

79月期の実質季節調整済前期比は1.4%で、1次QEからわずかに下方改定となりました。ちなみに、1次QEは1.5%でしたから、▲0.1%の下方改定です。

ただ、過去の改定で、10-12月期がマイナスからプラスに改定しているため、3期ぶりのプラス成長ということになります。

過去については、今回は7-92次ですから、例年通り確報の取り込みがありました。さらに、今年は17年基準改定も反映しています。その確報反映等については、QEの後に別途書くこととして、とりあえずは7-9月期についての概略です。

内外需でみると、内需0.8%、外需0.6%ということで、内需の方が強いという構図は変わりませんが、1次は内需1.0%、外需0.4%でしたので、ややその差が縮まったという感じです。

内需が下がった要因は、主に民間企業設備で、これは法季の反映等が影響しています。さらに、民間企業設備も下方改定となっています。これは、確報の反映の影響もあるのですが、特サビ関係で推計している項目が下方改定となったということが影響しています。

特サビは、3か月目(今回で言うと9月)の数字が入らないので、1QEでは補外推計して使っているのですが、その値が実際よりも高すぎたということです。具体的には、レクレーション・スポーツサービスなどですので、遊園地やスポーツ観戦などです。

一方で、民間在庫品増加は、法季の反映で特に仕掛品在庫が上方改定となり、他にも入り繰りがあったのですが、全体として上方改定となりました。そして、建設総合統計の9月分を反映した公的固定資本形成も上方改定となりました。

とはいえ、下方改定項目の下げ幅の方が大きく、内需では▲0.2%の下方改定となりました。

一方で、外需は輸出、輸入ともに上方改定となったのですが、輸出の上方改定幅が大きく、外需としては全体として0.1%の上方改定でした。これは、確報や基準改定で過去に遡ってデフレーターが改定された上で、季節調整をかけなおしたことが影響しています。

※季節調整については、いろいろと改善もありましたの、それは別途基準改定の説明のところで書こうと思っています。

さて、全ての項目を見てみますと、

GDP 1.4% (1次 1.5%)

民間最終消費支出 0.7% (1次 1.0%)

民間住宅 5.2% (1次 5.0%)

民間企業設備 ▲0.4% (1次 1.1%)

民間在庫品増加(寄与度) (0.3) (1次 (0.2)

政府最終消費支出 0.2% (1次 0.4%)

公的固定資本形成 ▲1.0% (1次 ▲2.8%)

公的在庫品増加(寄与度) (0.0) (1次 (0.0)

輸出 7.8% (1次 6.2%)

輸入 3.5% (1次 3.4%)

という形になりました。

※ 本日、実質の季節調整系列について、2004暦年以前の差し替えを行いました。季節調整系列実質の基準年(2005暦年)以後や原系列や年度、暦年には影響はありません。過去の四半期の計数ですので、おそらく、この計数を使って経済分析をされるような方には、特にご迷惑をおかけしてしまったかと存じます。本当に申し訳ありませんでした。以後、このようなことが無いよう、再発防止を徹底してまいります。

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