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2011年12月24日 (土)

17年基準改定(支出系列)(2)

続きまして、基準改定が支出系列に与える影響です。

まず、17年産業連関表を見てみます。

http://www.stat.go.jp/data/io/005index.htm

どの表でも良いのですが、とりあえず一番大きな表を見てみましょう。そこでは、「粗付加価値部門計」という項目があり、具体的には505.9兆円あるのが分かります。付加価値ですから、これがGDPに見えるのですが、産業連関表の場合、家計外消費支出というものがあり、これは具体的には企業が行っている消費支出なのですが、SNAではこれは中間消費扱いになります。ですので、それを粗付加価値から引いてあげる必要があります。

そうすると、家計外消費は16.8兆円ですので、引くと、489.1兆円になります。これが、「国内総生産(生産側)」という部分なのですが、SNAにおけるGDPと同じ概念になります。

一方で、12年基準におけるJ-SNAGDPは、2005暦年で501.7兆円でした。ですので、実際の額は少しずれるとしても、17年産業連関表を反映したことで、方向性としてはGDPの実額は減少する方向に行くということは想像できるのではないかと思います。

ということで、これが、『本来の意味での』17年基準改定反映の影響になります。

ただし、今回は、これに加えて、FISIMの導入、インハウス・ソフトウェアの導入など、多くの変更を行っています。次回以降は、それについても少し触れてみようと思います。

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