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2011年11月22日 (火)

Q-SNAの公表日と改定について

今回の1次QEを公表して思ったことがあります。今まで、日本のQEは、先進国の中で突出して公表日が遅いと言われてきました。私もそれを鵜呑みにしていたところがあるのですが、今回のQEを公表するにあたって、諸外国の公表状況を見たところ、言われていることは必ずしも適切ではないのではないかと思うようになりました。

具体的には、今回の7-9月期1QEの公表日は、日本は1114日でした。

一方で、今話題のユーロ諸国ですが、

ドイツ 1115

フランス 1115

イタリア 1121

ユーロ圏 1115

という感じで、(わずか1日とはいえ)総じて日本より遅いのです。

ただ、このタイミングで公表している先進国はあって、

アメリカ 1027

イギリス 111

という感じでした。

これを見ると、日本のQEが先進国の中で公表が遅いということは事実ではないように思えます。

今回は、たまたま日本が早かったですが、時期によっては、ユーロ圏の方が日本より1日くらい早い時もありますし、同じタイミングの場合もあります。

そう考えると、日本のQE公表は、ユーロ圏と同等のスピードであり、英米が突出して早い、ということが言えるのではないかと思います。

では、なぜ、英米は早いのかという疑問がでてきますので、その点について少し調べてみました。

まず、英国からです。英国の111日のタイミングのQ-SNAは、Preliminary Estimateと言いまして、生産側から推計したものです。ですので、GDPと言っても、

 ○製造業が●%増えた。

 ○建設業は▲%増えた。

 ○運輸通信は■%増えた。

といったことが書いてあるだけで、日本のQEのような支出側の項目(例えば民間最終消費支出、民間設備など)がどうなっているかは分かりません。

そして、次のSecond Estimateの公表日は1124日です。

(ただ、イギリスの場合は、四半期で分配面の推計もしているので、支出面しか出していない日本とは全く異なりますから、支出面だけ遅いと言っても意味が無いのですが。。。)

ではアメリカはどうかと言いますと、これも調べれば調べるほど面白いことが分かってきますので、これについてはまた次回。

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