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2011年10月17日 (月)

質問に対する回答

追加質問をいただきました。

(1)この結果から、家計金融資産(1400兆円~1500兆円)が増減していますが、例えば、50兆円減る場合は、家計資産⇔家計負債で、ご説明と同じように動くと考えてよろしいでしょうか。

(2)ご説明のその後です。家計が現金資産50億円を預金から降ろし、その50億円分の「新築住宅」を購入したとします。

①この場合、GDPのフローは50億円増加するのでしょうか?

②この場合、ご説明のストックは、どのように動くのでしょうか?

(1)についてです。まず、金融資産のフローとストックの話を分けて考える必要があります。所得支出勘定というのは、フローの勘定です。フローなのですから『当該期において、どれだけその計数が動いた(増えた又は減った)か』を示すものです。そしてその結果がストックで、こちらは「期末貸借対照表」に計上されます。

家計の金融資産は、今回の取引では動いていません。というのは、もともと、「貸出」という資産でもっていたものを、「現金」に代えただけですから、資産総額では変わらないわけです。

したがって、ストック(期末貸借対照表)でも、家計の資産額は変わっていません。

一方で、企業の方は、今回の取引では、「現金」という資産を取り崩して、「借入」という負債を減らすことに当ててるわけですので、資産、負債ともに両建てで、同額だけ減少しています。

したがって、ストック(期末貸借対照表)では、企業の資産、負債ともに総額が同額(この場合50億円)だけ減っています。

(2)についてです。この場合、金融だけで閉じず、実物の資本調達勘定を見ないと整理できません。少し長くなるかもしれませんので、次回以降にまとめてみます。

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コメント

すみません。(1)についてです。

 実際に、家計金融資産のうち、現金・預金は、2009年2期の795.4兆円→3期790.0兆円に減っています。
このときは、資産全体も1440.9兆円→1439兆円に減っています。

 現預金の約5兆円は、どこに行ったのでしょうか?「家計負債も5兆円少なくなる」でよろしいのでしょうか?

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