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2011年10月 2日 (日)

付表6の見方(2)

続いて、15.~18.までです。

1

ここは、得た所得をどのように使ったかということを示す勘定で、消費に使った以外は、当たり前と言ったら当たり前ですが、貯蓄として計上されます。

 ※少し触れました、現物社会移転は、政府の最終消費支出に含まれます。これは、お金を払った人、支出者に着目した計上方法です。したがって、ここの記述を「最終消費『支出』」と書きます。一方で、これらの現物社会移転は使っているのは家計ですから、使用者に着目した計上方法もあります。この場合、それぞれが「現実最終消費」、「調整可処分所得」となり、現物社会移転は「政府」でなく「家計」の方に入ることになります。

最後に、18.~16.までです。

2

ここは、前回まででたまった貯蓄を、どのような形で保存(蓄積)しているのかを示す勘定です。

受取をはじめに見てもらうと、貯蓄に、資本形成のためのお金のやり取りや、現物で建物をあげたりもらったりということが、資本移転として加除されます。こうして得たものが、「貯蓄・資本移転による正味資産の変動」というものですが、要は、政府が資産という形で蓄積できる原資です。

この原資は、建物、橋、道路などの有形固定資産に行く場合もあるでしょうから、それは総固定資本形成になります。また、一部は在庫品として積まれることもあるでしょうから、これは在庫品増加になります。また、土地も買うでしょうから、そのnetでの土地の購入額も入ります。これ以外は、おそらく現金や預金をはじめとした、金融資産として保有するでしょうから、この金融資産として保有する額というのが「純貸出(+)/純借入(‐)」となります。

おまけとして、プライマリーバランスは、「純貸出(+)/純借入(‐)」から、「受取利子」を引いて、「支払利子」を加えたものです。なお、一点だけ念を押しておきたいのは、プライマリーバランスは、SNAの勘定体系で存在しない指標です。単に参考指標として出しているということです。ですので、「SNAのマニュアルを見ても、プライマリーバランスが出てこない」という疑問を持たれた方もいるかと思いますが、それは、J-SNAの方が勝手に参考として出しているだけだからです。

というわけで、付表6の現物の部分について、何が書いているのか、わかりやすく書いてみたつもりです。

なお、最後に。

ちなみに、twitterはやらないのでしょうか?

ということですが、やり方が分からなくて。。。

あと、内容的に、即座に反応することが必要なものでもないですし、逆に、即座に直感で書いてしまうと怖い(笑)という立場上の話もありますので、しばらくはこのページで淡々とやらせていただけますうれしいです(笑)。

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