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2011年10月29日 (土)

CPI基準改定の影響試算(3)

続いて下方改定(今回の試算は234-6月期についてですので、あくまで同期の前期比でみての話を書きます。以下すべて同じです。)品目です。

まずは、宿泊料です。

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これは、各期で上方改定になったり、下方改定になったりとばらついていますが、足元の2011Q2については下方改定になっていることが見て取れます。

これは、総務省の公表資料では書かれていないので分からないので、22年基準改定の解説を見てみましょう。

http://www.stat.go.jp/data/cpi/2010/kaisetsu/index.htm

CPIは、結構細かく各基準改定ごとに推計方法を解説してくれていて便利なのですが、この付2というところに、モデル式で計算している品目の一覧が出ています。そして、宿泊料もこの中に入っています。

http://www.stat.go.jp/data/cpi/2010/kaisetsu/pdf/fu2.pdf

参考までに同じ資料の17年基準のものをみると、ここには宿泊料が入っていません。ですので、いろいろガタガタ改定しているのは、モデル式を導入したからなのかなという気がします。

http://www.stat.go.jp/data/cpi/2005/kaisetsu/10.htm

http://www.stat.go.jp/data/cpi/2005/kaisetsu/pdf/f-2.pdf

そして、もう一つ下方改定品目としては、生鮮野菜があります。

4

これもいろいろガタついていますが、足元の2011Q2に関しては下方改定となっています。生鮮野菜はモデル式だとかこれといった大きな原因は無いように思うのですが、一品目追加されていたりとかもするので、そういったマイナーチェンジの影響なのでしょうか???

いずれにしても、一貫して変わるというよりも、上方改定したり下方改定したりという感じで改定しています。

というわけで、こういった品目が相まって、QEではほとんど変わらないという形になりました。

(注)前回も書きましたが、計数の出所と加工方法を以下に記しておきます。

 データーは、統計局が公表している17年基準と22年基準の個別指数を月次でもってきています。そのうえで、17年基準について、22暦年平均の指数が100になるよう水準調整を行い、そのうえで、小数点1ケタまでで四捨五入(エクセル式のRaund)をしています。

 そして、そのようにして作った月次データーを、単純3か月平均して四半期の計数を作っています。この3か月平均については四捨五入をしていません。

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名目値の実質化に係る計算方法は、公開されていますでしょうか。

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