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2011年9月 1日 (木)

(続)リセット効果

少し前に、CPIのリセット効果について考えてみたのですが、少し考えてみて、実は、パーシェ型のGDPデフレーターにも同じ効果があるのではないかと思うようになってきました。

リセット効果とは、価格の水準が小さくなったときに、水準が大きい時と比べて、統合したデフレーター指数(CPI総合やGDPデフレーター)に対する影響が異なる場合に出てきます。

実は、GDPデフレーターでも、パソコンなどの価格水準の低い品目の名目の伸び率が高い時は、デフレーターが大きく下がることがあり、「これって、ひょっとしてリセット効果?」とか思ったわけです。

ということで、以下、仮設例で、影響度合いについてみてみようと思います。

まず、固定のパーシェから。1財と2財の2つの財があり、t年とt+1年で比較します。

この時、パーシェ型のデフレーターは、名目値/実質値ですから、

1

2

となります。ここで、以下、2つのケースに分けて検討します。

case1

3

4

5

6

7

8

つまり、財1は価格は不変で、財2が10%価格が低下しているということになります。

かつ、名目値については財2が倍に増えたということになります。

この時、

9

10

ですから、

11_2 

12

となります。

case2

13

14

15

16

17

18

つまり、財1は価格は不変で、財2が10%価格が低下しているのですが、価格水準が財2では10分の1になっています。名目値については財2が倍に増えたというところも同じです。

この時、

19

20

21

ですから、

22

23

となります。

この時、case1では、

24

case2では、

25

ですから、価格水準が小さい時の方が、パーシェ型価格指数の下落幅も加速するわけです。これってまさしく、指数水準の大小に依存するわけで、リセット効果に他ならないのではないかと思うわけです。

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