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2011年9月11日 (日)

4-6月期2次QE(2)

まずは、今回の改定のほとんどを占める民需から見ていきましょう。

はじめに、今回の2次QEで一番注目されたであろう民間企業設備投資です。0.2%から▲0.9%1%以上の下方改定となりました。これは、法人企業統計の設備投資が大きな落ち込みとなっており、これを2次QEで取り込んだためです。

法季は、資本金階層別に見ても、1億未満の階層の落ち込みが大きかったように見えたのですが、これにはサンプル変更の影響もあるのかもしれませんね。何しろ、今回は4-6月期です(笑)

実際に、断層修正でも、この階層については上に引き上げる形での修正となっており、全体としても法季の下げ幅よりも相当縮小させたのですが、それでも足りないくらい法季の下げ幅が大きかったという感じです。

新聞報道等を見ますと、「震災後の先行き不透明感から投資を見合わせる動きが一時的に広がった」という報道をされていまして、財務省の発言でも「震災を理由に様子見姿勢となった」ということですね。言われていることはあまり違和感がないように思います。

一方で、供給側の統計は結構伸びています。(例えば、IIPの資本財(除く輸送機器)の出荷は、4-66.1%のプラス。原系列でも、1-36.6%から4-69.0%と改善しています。しかも、これは輸出を含んでいます。。。)これも、震災が3月でしたが、6月までの回復がすごかったんです、と言われるとそんな感じもします。

その両者を合わせた結果というのが、今回の▲0.9%ということになります。

ところで、今回の改定については、もう一つの要素があります。供給側の推計値も、生産動態統計の6月や特定サービス産業動態統計の6月が入りますので、改定されるのですが、この供給側の推計値が上方改定となっています。特に、特サビを使っている、ソフトウェアが上方改定となっていまして、それも相まって、下方改定幅が少し弱められているという面もあります。ソフトウェアは、需要側(法季)、供給側(生動)とは別に外付けですから、これの改定は結構ダイレクトに効いてきます。

というわけで、今回の目玉の設備投資でした。

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GDP統計における財政という観点で参考になるテキスト、文献があれば教えていただけないでしょうか。よろしくお願いします。

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