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2011年8月29日 (月)

実質GDI(4)

最後に、私が考えた説明ではないので、こういうところに書くことは気が引けるのですが、冒頭の質問の話に戻ります。何を聞かれたかというと、

 「輸入価格が上がった場合と、輸入数量が上がった場合で、実質GDIに対する影響はことなるのか?」

というものです。

これも冒頭の、

実質GDI= 実質最終消費支出 + 実質総資本形成

             +『(名目輸出-名目輸入)/ニューメレール・デフレーター』

ニューメレール・デフレーター=(名目輸出+名目輸入)/(実質輸出+実質輸入)

に戻ってみると一目瞭然です。

価格が上がっても、数量が増えても、「名目輸入」が増えることには変わりません。しかし、価格が上がった場合は、ニューメレール・デフレーターが上昇します。これはどういうことかというと、輸入価格が上がったうち、「絶対価格が上がった部分」については、「所得」を実質化する際に価格変動とみなされ取り除かれてしまうということです。つまり、数量が増えたときより、価格が上がったときの方が、ニューメレール・デフレーターにより割り分かれる分だけ影響は小さくなります。

これは、輸出のときも同じで、価格が変化した場合の方が、実質GDIに与える影響は小さくなります。

というわけで、実質GDIと交易利得についてでした。

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