« 1-3月期1次QE-番外編②【在庫品増加】- | トップページ | 訂正(第1次所得バランス) »

2011年6月 4日 (土)

コメントに対する回答

見てないうちに、2つほどコメントが出ていましたので、この場を借りて回答を。。。

1つ目は、

○国際収支統計のデータはブレトンウッズ体制移行からデータを取得することはできないのでしょうか。

というものです。日銀のデータなので、私も正直どうなっているか分からないのですが、日銀の統計は、データベース(http://www.stat-search.boj.or.jp/index.html)がしっかりしていて、かなり過去からのデータもあるので、そちらをご覧いただければ、かなり前から出ていると思います。(私が見る限り、1985年までさかのぼれるみたいです。)

これ以上過去ということだと、私もちょっと調べてみましたが分かりませんでした。

直接聞いていただくのが良いかと思います。

2つ目は、

○一般政府のISバランスの値と、「制度部門別所得支出勘定」における一般政府の「貯蓄(純)」の値が違うのですが、何が異なるのでしょうか。政府のISバランスやプライマリー・バランスの四半期ベースのデータが欲しいのですが、直接取れないようなので、混乱しています。

というものです。

まず、「貯蓄(純)」と「純貸出(+)/純借入(‐)」(ISバランス)は別の概念です。ですので、当然値は異なってきます。

「貯蓄(純)」は、所得支出勘定のバランス項目で、「純貸出(+)/純借入(‐)」は資本調達勘定のバランス項目です。

「貯蓄(純)」と「純貸出(+)/純借入(‐)」の間には、資本調達勘定におけるやり取りが反映されるわけで、具体的には、

 ・総資本形成

 ・土地の純購入

 ・資本移転

が影響してきます。

「純貸出(+)/純借入(‐)」って、消費支出を終えた後の「貯蓄」から、設備投資などの資本形成(要は、複数年間利用可能なもの)にどれだけ回したか(又は足りずに他の人から借りたか)というのを見るものです。ですから、貯蓄と設備投資の間に、これらのやり取りが入ってくると考えると、分かりやすいのではないかと思います。(なお、資本調達勘定の制度部門別の四半期は無いので、直接取るのはできないです。)

そして、プライマリー・バランスは、「純貸出(+)/純借入(‐)」から、利子の調整をしたものですから、

・受取利子

・支払利子

が影響してくることになります。

ということで、ご質問についての回答は、これくらいです。

« 1-3月期1次QE-番外編②【在庫品増加】- | トップページ | 訂正(第1次所得バランス) »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

回答ありがとうございました。

大学時代、経常収支はGDPの支出面と分配面の恒等式を使えば、導出できることを習いました。その意味では、国際収支統計の一部をGDP統計でレプリケートできそうなのですが、いかがでしょうか。実際、国際収支統計の値とどれくらい乖離があるのでしょうか。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/559179/51851206

この記事へのトラックバック一覧です: コメントに対する回答:

« 1-3月期1次QE-番外編②【在庫品増加】- | トップページ | 訂正(第1次所得バランス) »

無料ブログはココログ
2016年8月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31