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2011年6月17日 (金)

コメントに対する回答②

以前回答した件について、追加で質問がありましたので、改めてお答えします。

大学時代、経常収支はGDPの支出面と分配面の恒等式を使えば、導出できることを習いました。その意味では、国際収支統計の一部をGDP統計でレプリケートできそうなのですが、いかがでしょうか。実際、国際収支統計の値とどれくらい乖離があるのでしょうか。

ということです。

以前、少し書いたこともあるのですが、海外部門は国際収支統計をそのまま使っています。たとえば、「財貨(F.O.B)」などは国際収支統計そのままですし、その他のサービス部分も一部の項目が財産所得などに代わっているだけです。

ご質問いただいた件では、「経常収支」を調べておられるのでしょうか?

基本的に、SNAでは、「経常対外収支」という項目がそのまま国際収支統計の「経常収支」と対応する形になります。(付表20になります。)

ただ、「経常対外収支」は、財貨・サービスの輸出入や財産所得、経常移転などの項目を積み上げて作っていますので、少しくらいずれている可能性がありますので、その点はお気を付けください。(四半期で数億円程度でしょうか。)

あと、国際収支統計は、結構頻繁に計上方法の見直しなどをして、日々適切な推計方法に改善してくれています。過去ということだと、そのあたりが反映していない版の組み換えの可能性もありますので、その点もご留意ください。(たぶん、そんなに変わらないと思いますが。。。)

海外勘定の詳細については、以前書いていましたので、このあたりをご参照ください。

http://taro-sna.cocolog-nifty.com/blog/2010/11/post-7802.html

(この中でも、デリバティブの計上方法の変更について書いていました。)

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