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2011年5月 7日 (土)

四重記入

実際に、推計業務をしていると、いろいろ考えることがあります。特に、最近、『現物』の「移転取引」についての扱いを考えることがあって、それを整理していたら大変面白く、かつ勉強になりました。

私自身、なかなか、この『現物』の「移転取引」の計上方法を整理するのに苦労したのですが、なぜ、こんなに苦労したのか考えると、SNAの基本の一つである、勘定の『記入方式』が頭に入っていなかったからなのだと気づきました。

というわけで、今回は、SNAの各勘定における記入の原則について考えてみようと思います。

SNAの記入方法の原則は、「四重記入」と言われています。これの意味が私自身良く分かっていなかったので、現物移転などについて、非常に混乱してしまっていました。まず、その四重記入から考えてみようと思います。

まず、その前提として、「複式記入」から。

企業会計では、複式記入を原則としています。つまり、何かを買ったとしたときに、お金で払ったとしたら、そのお金の減少と、買った物品の増加が同時に記入されるわけです。

例を挙げてみましょう。

私が、現金を10万円持っているとします。この時、5万円で、パソコンを買ったとします。すると、どのように記録されるかというと、

現金

(期首手持ち)10万円 - (代金支払い)5万円 = (期末手持ち)5万円

パソコン

(期首手持ち)0円 + (購入)5万円 = (期末手持ち)5万円

と、買ったパソコンと、使った現金が両方記録されます。これが複式記入です。

イメージとしては、実際に買った物(財・サービス)と、その購入のための経済価値(SNAでは源泉(resources)と言います)の動きを、両方記録するということになります。

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