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2011年5月26日 (木)

1-3月期1次QE(5)

次は公需です。

政府最終消費支出は実質前期比1.0%のプラスでした。政府最終消費支出では、東日本大震災に対応して、22年度中に予備費が使われましたし、地方公共団体でも補正予算が組まれており、それを反映しています。

一方、公的固定資本形成は▲1.3%のマイナスでした。

政府最終消費支出の方がウェートが大きいので、合わせて、公需は前期比0.6%、寄与度で0.1%となりました。

民需と公需を合計すると、内需は実質前期比寄与度で▲0.8%でした。

つづいて外需です。

これは、実質前期比寄与度が▲0.2%と2四半期連続でマイナスになりました。ただ、前期とは様相が異なり、輸出、輸入ともにプラス成長(実質前期比で輸出0.7%、輸入2.0%)だったものの、輸入の伸び率が高くてマイナスとなっています。

輸入については、名目の伸び率が7.5%と実質を大きく上回っています。この原因は、少し触れたように、原油価格の上昇が影響しています。

輸入品に占める原油のウェートは大きいので、どうしてもその価格変動が全体に与える影響は大きくなってしまいます。

GDPデフレーターについては、輸入デフレーターの上昇はマイナス方向に利いてきますので、これが、内需デフレーターはプラス0.2%なのに、GDPデフレーターが▲0.4%となった原因です。逆に言えば、十分に原油価格の上昇が価格転嫁できていないということにもなります。

(詳しい説明については、こちらをご参照ください。http://taro-sna.cocolog-nifty.com/blog/2010/05/post-1023.html

確か、先週の日曜日に、テレビで、GDPデフレーターがマイナスだから、日本の内需不足は深刻だというようなことは言っていた人を見たのですが、内需デフレーターはプラスだったことを考えると、その理屈は成り立ってるのかなぁ、と、疑問に思った記憶があります。

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