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2011年4月19日 (火)

連鎖統合における比例デントン(4)

さてここまで書きまして、ようやく本題です。

今までの話を要約すると、

 ①四半期重複した連鎖の四半期値では、その合計値が連鎖の暦年値とずれる

 ②そのため、両者を一致させるよう、比例デントン法を用いている

ということです。

ところで、この比例デントン法で調整ができるためには、ある大前提があるということはお気づきになられたでしょうか?

それは、「暦年値が出るまでは、比例デントン法は使えない」ということです。

非常に当たり前で、コロンブスの卵みたいな話なので、ふざけているように聞こえるかもしれませんが、これは大まじめな話です。そもそも「暦年値がないのだから、ずれているのかどうかすら分からない」のですから、本当にどうしようもないのです。

ですから、1-3月期から7-9月期のQEの時点では、比例デントン法は行われておらず、10-12月期に暦年値が入ったときにはじめて行われるわけです。

 (注)なお、比例デントン法を行うまでの期間は、具体的には、比例デントン法をかけた最後の期の値から、第4四半期重複法で作成した四半期値の伸び率で延長しています。

ここまででお分かりいただけたかと思いますが、そういうわけで、第4四半期重複法で作成した四半期値の合計値と、暦年値のズレが大きい場合、この期のQEで実質値の改定が大きくなります。

実際に、この前の10-12月期のQEでは特に消費において、このズレが大きかったようで、比例デントンで結構大きく実質値が動きました。ただ、これは何でだろうとずっと考えていたのですが、自分なりに考えがまとまってきたので、次回にまた少し細かく考えてみようと思います。

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