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2011年4月 3日 (日)

生産側と支出側(政府サービス生産者)(2)

政府最終消費支出に含まれる「中間投入」について考えることが本題でした。そこで、次のようなフロー図を考えて見ます。

1

政府サービスについての、活動を図にまとめてみました。この図は、大きく分けて、2つの段階に分けることができます。

第1段階は、生産の局面でして、

2

この点線の部分になります。

この局面は、SNAの推計過程における「付加価値法」の部分になります。

そして、付加価値法により推計されるのは、GDP(生産側)でして、しかも、生産側であれば、産業ごとの付加価値(=GDP(生産側))を求めることができます。

定義により、生産側のGDP

 GDP(生産側)= 産出 - 中間投入

ですから、この図で言う、政府サービス生産者の産出から中間投入を引いたものが、『政府サービス生産者の付加価値(=GDP(生産側))』となるわけです。

一方で、もうひとつの局面があります。

4

それは、この点線で囲った部分になります。これは、生産された「政府サービス」が誰によって消費されたか、という局面でして、この局面は、SNAの推計過程における「コモディティー・フロー法」の部分になります。すなわち、GDP(支出側)の推計過程です。

コモディティー・フロー法の考え方は、

産出 - 在庫品増加 + 輸入 - 輸出 = 国内総供給

= 中間消費 + 最終消費支出 +総固定資本形成

というものです。ここで、政府サービスについて、在庫や設備投資、輸出入は関係ないですから、

産出 = 中間消費 + 最終消費支出

とすることができます。ここで、中間消費はGDP(支出側)の構成項目ではありませんから、

産出 - 中間消費 = 最終消費支出

となります。すなわち、政府サービス生産者が生産したもののうち、GDP(支出側)の構成項目として乗ってくるのは、産出から中間消費を引いたものになります。

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