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2011年2月 9日 (水)

和訳

国内『純』生産の質問をいただいたときに、合わせてまた面白いことを聞かれたのですが、

Gross(総) Domestic(国内) Products(生産)

なのに、なぜ「国内--生産」の順で和訳されているのか?という非常に面白い質問を受けました。

正直、この訳語が、あまりに過去からすぎてわからないというのが本当のところです。

以前、ここでも書きましたが、昔はGDPではなくGNPGross National Products)がメインで使われていたのですが、このときも、

Gross(総) National(国民) Products(生産)

なのに「国民--生産」でした。

ご質問に対する回答としては、あまり不確かなことをお答えすることもできないので、正直に、「あまりに昔からすぎて、わかりません」とお答えしました。

ただ、このブログであれば、少しくらい想像をたくましくして書いても許されるかなと思って、私の想像を書いてみますと、恐らく「総国民生産」だと、「『総国民』の生産」というよう切られて、『生産』が『総』(つまり、減耗を除いていない)なのだということが分かりにくくなるからじゃないかと思ってしまいました。

もしかしたら、「国内総生産」であれば、「総国内生産」といっても、『総国内』って意味が分かりにくいから、英語の順だったかもしれませんけど、「国民総生産」だと『総国民』って別の意味になってしまうような懸念があります。

そして、「GDP」のときも「GNP」の伝統として、「国内--生産」の順になったのではないかと。。。

最後に、訳語関係で私が逆に教えてほしいことがあります。それは、現在は「純借入(+)/純貸出(-)」となっている、「ISバランス」についてなのですが、過去「貯蓄投資差額」と言っていました。なんで、「I(投資)S(貯蓄)バランス」なのに、「貯蓄投資差額」だったのか、どれだけ考えてもまったく分からないのです(笑)

でも、過去から使われている訳語には、こういうものがまだ結構あるのではないかと思います。

日々、その言葉に慣れてしまうと、当たり前と思ってしまうのですが、こうやって改めて聞かれてみると分からないことってたくさんあるんだなぁと。。。

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