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2011年2月27日 (日)

直接購入(2)

前回の続きです。

前回は、直接購入(海外旅行中の購入)について、輸出入となることを書きました。その考え方について考えるため、93SNAを見てみたいのですが、その前に、そもそも、直接購入とは何のことをかが分かりにくいと思うので、まず、わが国の国民経済計算の用語解説から、「家計最終消費支出」についてみてみます。

家計最終消費支出(Final Consumption Expenditure of Households

 (略)
 家計最終消費支出には、国内・国民二つの概念があり、前者(国内市場における最終消費支出)は、ある国の国内領土における居住者たる家計及び非居住者たる家計の最終消費支出である。他方、後者(居住者たる家計の最終消費支出)は、前者に居住者たる家計の海外での直接購入を加え、非居住者たる家計の国内市場での購入を差し引いたものである。統合勘定、所得支出勘定には後者の概念で計上される。

 (略)

ということです。これだけじゃ分かりにくいですね、相変わらず。。。

ということで自分なりに解釈しながら書いてみると、まず、家計最終消費支出については、「国内」概念と「国民」概念があると書いてあります。

「国内」概念と「国民」概念は、非常に『深い』問題のようでして、実は私自身、その概念を理解できているという自信すらないのですが、大雑把に考えると、

「国内」 ⇒ ある国の領土内における活動

「国民」 ⇒ ある国の領土内にいる『居住者』の活動

ということかと思います。というか、私自身、この程度の理解しかしておりません。(もう少し勉強して、この件をもっと深く語れるようになりましたら、またこのHPで書いてみます。)

で、これだけじゃ分かりにくいと思いますので、具体的に、家計最終消費支出について考えると、

①「国内家計最終消費支出」は、ある国の領土内において行われた、「家計」の消費支出がすべて含まれる。ここで言う「家計」はその国の居住者であるか否かは関係ない。

②「(国民)家計最終消費支出」は、ある国の領土内に「居住している家計」の消費支出が含まれる。この「居住している家計」がどこの国で行った消費支出かは関係ない。

ということになります。なお、何もつけずに「家計最終消費支出」と書くと、これは「国民家計最終消費支出」ということになります。

 ※普通、支出側の項目は「国内」概念が多いのですが、「家計最終消費支出」だけは、珍しく「国民」概念なのです。

ここでまた「居住者」という概念が出てきました。これについては少し長くなるので、次回にご説明したいと思います。

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