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2011年2月17日 (木)

10-12月期1次QE(3)

引き続き消費です。

形態別に見てみますと、

(実質季節調整済前期比)

耐久財     3.1%

半耐久財 ▲0.4%

非耐久財 ▲3.6%

サービス ▲0.2%

という形です。一目見て、非耐久財の下落が大きいことがわかります。比較のために名目の形態別も見てみますと、

(名目季節調整済前期比)

耐久財   ▲3.2%

半耐久財 ▲0.7%

非耐久財 ▲2.3%

サービス ▲0.1%

となります。

これだけでもいくつか面白いことが見て取れます。注目の1点目は、耐久財の名実が逆転しているということです。これはご想像のとおり、テレビなどの価格が常に低下している品目の影響です。今季は、耐久財の中でもそれほど価格低下がない自動車はマイナス要因でしたが、一方で価格が常に低下しているテレビがプラス要因でしたので、実質の伸びがかなり強く出ています。これは、ヘドニックを採用している以上仕方がないのかなとも思ってしまいますが、CPIもSNAも基準年から相当離れてしまっていることも影響しているのかもしれません。

なお、ヘドニックについては、こちらをご参照ください。(総務省統計局のHP)

http://www.stat.go.jp/data/cpi/4-1.htm#Q19

少し触れてしまいましたが、耐久財については、自動車はマイナス要因でしたが、一方でテレビはプラスでした。エコポイントの発行ポイント数半減や、対象商品の縮小などが予定されていたことから、駆け込み需要があったのではないかと言われているようです。QEの推計ではそういうところまで細かくはわかりませんが、実際そうだったのかもしれません。

そして、注目の2点目は、非耐久財の名目の落ち幅が小さいことです。これは、想像のとおり、たばこの価格改定(たばこ税の増税)の影響だと考えられます。10月から、たばこ一本当たり約3.5円上がったと報道されていますが、名目でもマイナス要因なのに、これだけ価格要因が上昇してしまうと、実質ではより低くなってしまいます。

あとは、サービスはマイナスなのですが、レクレーション及びスポーツサービス(ゴルフ場やスポーツジムなど)、飲食サービス、宿泊施設サービスなどはプラス要因でした。こういった娯楽関係のサービスがプラスだったというのは、今年のクリスマスは結構、みんな遊んでいたということなのだろうか?などと考えてしまいます(笑)

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