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2011年2月24日 (木)

10-12月期1次QE(6)

さて、最後に2010(平成22)暦年の数字が入りましたので、その話と、ある意味、今回の四半期値よりも注目を集めた中国との比較です。

2010暦年については、実質は3.9%、名目は1.8%でして、いずれも3暦年ぶりのプラスです。リーマンショックを抜けてみたら、結構なプラスだったということでしょうか。

実質のプラス寄与項目は、輸出と民間最終消費支出でした。振り返ってみると、このいずれもが、10-12月期にマイナスになったのですが、それまではリーマンショック以降ずっとプラスで、日本経済をけん引してくれていたともいえるのではないでしょうか。それが、ついにマイナス突入ということで、リーマンショック後の回復期も、一つの区切りを迎えたのかななどとと、なんとなく感慨深いものもあります(笑)

※本当に、私が担当してからのQEは、このリーマンショックの影響に振り回され続けてきたという印象です。

続いて中国との比較です。

2010暦年の日本の名目GDPのドル換算は、5兆4742億ドルでした。一方、中国は、中国の国家統計局が公表した39兆7983億円をドル換算した5兆8786億ドルとなります。ですので、中国の方が、約4000億ドルほど上になりました。

一年前から、今か今かと言われ続けてきましたが、ついに、ちゃんと数字で比較することができました。これも長かったです。QEの公表のたびに言われ続け、一年経ちましたが、ようやくこの中国比較の質問からも解放されます(笑)

あとは、ゲタと季節調整についても少しだけ。

ゲタは実質で1.9%、名目で1.5%と、前回からほとんど変わっていません。ただ、季節調整の結果、10-12月期が押し上げられる代わりに、7-9月期や4-6月期が押し下げられ、過去の期については、10-12月期以外は大体が下方改定になっています。季節調整も相変わらず悩ましいです。

ということで、盛りだくさんでしたが、今回のQEはこんなところです。

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