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2011年2月15日 (火)

10-12月期1次QE(1)

本日1次QEを公表しました。

http://www.esri.cao.go.jp/jp/sna/toukei.html#qe

10-12月期の実質季節調整済前期比は▲0.3%と5四半期ぶりのマイナスになりました。

たばこや自動車の駆け込み需要の反動があると言われ続けていたので、マイナスになること自体は、あまり驚きはなかったようです。実際に、報道などでも、数字そのものよりも、中国との比較の方が、大きく取り上げられていた印象があります。

内訳を見てみると、内需が▲0.2%、外需が▲0.1%となっており、内外需ともマイナスです。これは2009年の1-3月期、つまり、リーマンショックの真っただ中のとき以来です。ただ、その時とはマイナス幅がまったく違いますが。。。

内需の内訳をみてみますと、マイナスの項目は実は項目数としては少なくて、民間最終消費支出が▲0.7%、公的固定資本形成が▲5.8%、純輸出が寄与度▲0.1%です。輸出も輸入もマイナスだったのですが、輸出のマイナスの方が強くて、純輸出の寄与度がマイナスになっています。

それ以外はすべてプラスですが、大所の民間最終消費支出が大きなマイナスですし、公的固定資本形成のマイナス幅も大きいので、全体ではマイナスとなっています。一応、プラスの項目も見てみると、民間在庫品増加が寄与度0.2%、民間企業設備が0.9%、民間住宅が3.0%、政府最終消費支出が0.2%というところです。

名目は、季節調整済前期比で▲0.6%でした。ですので、相変わらず名実逆転でして、GDPデフレーター(季節調整系列)の前期比は▲0.4%で、3四半期連続のマイナスです。ただ、あとで触れようと思っていますが、GDPデフレーター(原系列)では、7-9月期の前年同期比が▲2.1%だったのに対し、10-12月期は▲1.6%と下げ幅を縮小していることからも、単純にデフレーターが下落傾向にあると言い切っていいのかは要注意かという気もします。デフレーター(季節調整系列)の前期比は非常にブレるので。。。

個別の話は追々と思っていますが、民間最終消費支出のマイナスの要因は、たばこと自動車です。10-12月期に、どちらも駆け込み需要があったのでは?と言われていましたが、その反動の影響が出ているのかもしれません。

1-3月期は再び回復するなどという予測が多く出ているようですが、実際はどうなるのでしょうか???予測についてのコメント、例によって差し控えさせていただくこととして、次回以降に、個別の中身についても触れようと思います。

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