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2010年12月19日 (日)

連鎖デフレーター【パーシェ効果】(2)

前回は、連鎖デフレーターと固定デフレーターの前期比の関係について書きました。その結果、

1

が1より大きいか小さいかで、連鎖デフレーターと固定デフレーターの前期比の大小関係が異なることが分かりました。

それでは、このXが何を意味しているか、これから考えてみようと思います。

まずは、一番基本的なケースから。

i=1財についてだけ考えます。それ以外の財については、価格も数量も動かないと考えておきましょう。

ここで、1財について、価格が基準年から常に低下していると考えます。この場合、『普通であれば』、価格が下がるわけですから、数量は常に増加していると考えられます。

つまり、

2

かつ

3

です。

このとき、数量はt年の方が大きく、そのウェートとなる価格は基準年の方が大きいわけですから、直感的には、

4

となることが考えられます。つまり5 となります。したがって、この場合、固定の伸び率の方が連鎖の伸び率より小さくなります。

これは、まさしく、パーシェ効果といわれるものそのものです。

(価格がずっと上昇する場合でも同じことが言えます。)

つまり、

 ○常に、価格の変化と逆方向に財が変化する場合は、連鎖デフレーターよりも固定デフレーターの前期比が小さくなる

ということが、両者の計算式の関係からも分かるわけです。

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