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2010年12月28日 (火)

21年度確報(3)

続いて純貸出(+)/純借入(-)です。

これは、ISバランス、昔は貯蓄投資差額などとも言われていますが、今は、純貸出(+)/純借入(-)で統一しています。

これについては、制度部門ごとの数字を3年ほど並べてみましょう。

       19年度  20年度  21年度

非金融法人  9.1兆円  6.0兆円  19.7兆円

金融機関   11.5兆円 ▲2.5兆円   3.0兆円

一般政府  ▲15.1兆円 ▲15.5兆円 ▲44.7兆円

家計     11.2兆円  14.2兆円  27.2兆円

非営利    0.9兆円   0.8兆円   0.3兆円

という感じです。

一目瞭然で、今年に関しては、政府が圧倒的に悪化し、その分、非金融法人と家計が増えています。貯蓄のところでご説明したとおり、家計への移転が増えていますし、家計は貯蓄が増えていますから、結果としてこういうことになります。また、非金融法人が増えているのは、設備投資が落ち込んでいたからです。

これを受けて、SNAで出てくる概念ではないのですが、一般政府のプライマリー・バランスについても出ていますので、そちらを見てみると、

         19年度   20年度   21年度

一般政府    ▲11.8兆円 ▲10.6兆円 ▲39.5兆円

中央政府     ▲9.2兆円  ▲7.9兆円 ▲31.5兆円

地方政府      2.8兆円   3.9兆円   1.7兆円

社会保障基金   ▲5.4兆円  ▲6.5兆円  ▲9.7兆円

という感じです。これをみると、やっぱり21年度の中央政府の悪化がすごいですね。財融特会からの移転が20年度は約11.3兆円、21年度は7.3兆円入っていますので、これを除くと、中央政府は同じだけ悪化することになります。

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