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2010年12月21日 (火)

連鎖デフレーター【パーシェ効果】(3)

前回書きました、固定と連鎖の関係性をもう少し考えて見ます。

連鎖デフレーターと固定デフレーターの前期比の大小関係は、

が1より大きいか否かで決まることが分かりました。

このとき価格要因の比較は、基準年0とt-1年の間で行われているのに対し、数量要因の比較は、t-1年とt年の間で行われていることが特徴的です。

これについて考えると、例えば、i=1財について、t-1年まで一貫して価格が低下していたにも関わらず、t年になっていきなり上昇したとします。すると、購入数量がt-1年よりもt年の方が少なくなったと考えられるかと思います。

この場合、

2  かつ 3

が成立することとなります。つまり、タイミングのズレで、価格と数量の変化方向が同方向になってしまっているわけです。

この場合にXの大小関係を考えて見ましょう。この場合、

となると考えられますから、すなわち、5 となります。つまり、連鎖デフレーターの方が固定デフレーターよりも前期比が小さくなります。

これは、価格変動が激しく、かつ、商品の購入が即座に価格変化に連動する場合に発生することだと思います。しかし、あくまで、価格変動の転換点に一時的に発生するだけだと思います。

4

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