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2010年12月14日 (火)

21年度確報(1)

今回のQEでは、20年度確々報と21年度確報も同時に公表しています。

21年度のGDPは▲2.4%となり、20年度の▲4.1%に続き、大きなマイナスとなりました。なお、20年度は過去最低のマイナスですので、やはり、世界同時不況の影響は大きかったという感じです。

世界同時不況は。21年の1-3月期までなので、なんで、21年度(4月から)がマイナスなのか疑問に思われるかもしれませんが、これは、ゲタの影響です。前回も書きましたが、前年度の1-3月期が、前年度平均より大きく下がると、「マイナスのゲタ」が発生してしまいます。20年度の後半は、それこそ「100年に一度」といわれるような状況でしたので、21年度中は相当伸びているのですが、それだけでは埋められなかったということです。

21年度の個別項目を見ると、

民間最終消費支出 0.0

民間住宅 ▲18.2%

民間企業設備 ▲13.6%

民間在庫品増加(寄与度) ▲1.1%

政府最終消費支出 3.5%

公的固定資本形成 14.2%

公的在庫品増加(寄与度) ▲0.0%

純輸出(寄与度) 0.2%

輸出 ▲9.6%

輸入 ▲11.0%

となりました。なお、すべて、実質です。

これをみると、公的固定資本形成や政府最終消費支出などの公的部門は相当伸ばしていますが、民需が大きくマイナスで、内需はマイナス。外需はわずかにプラスですが、これは、輸出もマイナスでしたが、輸入のほうがマイナス幅が大きかったので、純輸出ではプラスになったという感じでしょうか。。。

もう既に、QE期間でも21年度は出ていましたが、そのときは、GDPは▲1.8%でしたから、確報となってみたら、もう少し実際には落ちていた、ということが分かったわけです。ただ、個別項目を見ても、結果をみても、印象として「ゲタのせいでマイナスだった」という印象は変わらなかったということなのではないかと思います。

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