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2010年11月24日 (水)

海外勘定(2)

まず、海外勘定とは何かということからです。

海外勘定は、我が国の居住者と非居住者の間で行われた取引、この取引には、実際の財やサービスの取引や、利子、配当などの財産取引、資本取引、金融取引もあると思うのですが、こういったものを全て捉えて記録する勘定です。

※居住者と非居住者の解説については、こちらを。。。

http://taro-sna.cocolog-nifty.com/blog/2010/08/post-442f.html

この、財やサービスの取引など、資本取引と金融取引以外の取引を経常取引と言い、これは、前述の「国際収支統計」を組み替えて推計しています。

というのも、「国際収支統計」は、IMFがそのマニュアルを作成しており、そのマニュアルに準拠して作られているのですが、このマニュアルは基本的にはSNAと概念が一致していますので、組み換えといっても小幅な組み替えをするだけですみます。

経常取引は、SNAでいうと付表20に出てくるのですが、これを見ると、財やサービス、そして海外で働いた雇用者報酬や、利子、配当、そして、経常移転のやり取りもここに入っていることが分かります。

※経常移転については、また別の機会に書ければと思いますが、ここでは、「設備投資とかに関係しない、お金などの富を一方的に渡す(もしくは受け取る)こと」と考えていただければ。。。

そして、海外との関係で「経常収支」ということばがよく出てきますが、これは、経常取引の輸出と輸入の差になるのですが、SNAでは「経常対外収支」という項目で出てきます。これは、経常取引の受取(輸入)と支払(輸出)のバランス項目でして、つまり、「受取(輸入)-支払(輸出)」で求められます。

日本の場合は、輸出の方が多いので、だいたいいつもマイナスになっています。

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