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2010年9月12日 (日)

4-6月期2次QE(2)

引き続き、個別需要項目別に見てみます。

まずは、内需ですが、0.0%と、1次の▲0.2%からプラスに改定になりました。この要因は、主に民間企業設備と民間在庫品増加の上方改定でして、いずれも法人企業統計が入ったことによります。

具体的には、民間企業設備から。

法人企業統計では、設備投資の季節調整済前期比は6.4%でした。ただ、法季は回答企業の違いなどで断層が生じることがあり、しかも、今回はサンプル替えのある4-6月期ですので、その影響を受けている可能性があります。実際に、断層を修正したところ、ここまでの伸び率ではないようでして、それでも、1次QEのときよりは高かったので、上方改定となりました。

なお、前回の1次QEから、需要側の仮置方法を変更していますが、その結果はどうだったかというと、従来の方法よりも高めになっていました。ですので、改定幅は従来よりは小さくなっていたということになります。

ただ、それでも、やっぱり需要側の数字が高かったので、1.0%の上方改定となりました。GDPへの寄与度でいうと0.1になります。

次に、民間在庫品増加ですが、これも、法人企業統計が入って再推計となります。といっても、すべてではなくて、民間在庫は、「製品在庫」、「流通在庫」、「仕掛品在庫」、「原材料在庫」の4形態に分かれるのですが、「仕掛品在庫」と「原材料在庫」について、法季を使います。1次の段階ではARIAMモデルによる時系列予測です。

これが2次で法季を使って再推計したところ上方改定になりました。全体で前期比寄与度0.1だけ上方改定となり、全体で前期比寄与度▲0.1となりました。

この点は、1次QEのときにもいろいろ批判を受けたのですが、ARIMAモデルによる推計値は▲0.2でした。これは、実は1-3月期の2次QEの時点で公表しているのですが、4-61次QEになって、「▲0.2は低いのではないか」というコメントが結構ありました。

この点も、時系列モデルでやっていることに加え、事前に情報がないと、民間のエコノミストの人たちも予想のやりようがないのでやむを得ないのですが、この部分でこういう批判を受けるのは結構つらいものがありました。。。

何かいい方法がないか、引き続き考えてみたいとは思います。

今回の2次QEで、比較的大きく改定があったのはこんなところです。

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