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2010年9月25日 (土)

GNPとGNI

現在のSNAは、1993年に国連から勧告された基準なので、「93SNA」といいます。

わが国の現在のSNAは、基本的にこの基準に沿って作られています。

(ちなみに、その後2008年にも新しいものが勧告されていて、それは「08SNA」と呼ばれ、日本を含め多くの国が導入に向け作業をしているところです。(一部の国では導入済みではありますが。。。))

93年の前は68年に出されたものだったので、68SNAというのですが、実は、この68SNAの段階から、実はGNPという概念は存在しなかったのです。そして、我が国においては、1990年から参考系列としてGDPを公表、91年からGNPとGDPを並列的に記述、93年からはGDPを本系列とし、GNPは参考系列となりました。

そして、93SNAでは、引き続きGDP(国内総生産)がメインなのですが、では、かつてのGNPは完全になくなってしまったかというと、そういうわけでもありません。

GDPのPはproductです。ですから、生産面の概念であることはお分かりいただけると思います。生産面の概念からは(そして、実は支出面の概念からも)、GNPという概念がなくなったのですが、もうひとつの分配面の概念として残っています。それを、GNI(国民総所得)と言います。

ここでは、そのGNIと、そのGNIについて考えるときに避けて通れない「交易利得」について書いてみたいと思います。

(注)この部分の説明及び過去の経緯については、「ゼミナール SNA統計 見方・使い方」【東洋経済:白川一郎氏、井野靖久氏】を参考にさせていただきました。

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