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2010年9月 2日 (木)

政府最終消費支出の減耗(3)

一番最初に、「日本のSNAは支出側がメインでありすぎる」と書きました。これがどういう意味かというと、それは、GDP(分配側)を見れば分かると思います。

つまり、

 GDP(分配側) = 雇用者報酬 + 生・輸税 + 固定資本減耗 + 営業余剰

となります。

分配側のGDPには、もともと固定資本減耗は入っているんです。なので、政府最終消費支出の「価値」を測るときに、分配側の見方を使っているだけ(何度も言うように、市場価格が存在しないので。。。)、ということなのに、それが2重計上に見えるというというのは、やっぱり、支出側しか注目されないからなんだろうな、と思ってしまうのです。

ちなみに、諸外国ではやはり生産側がメインのところが多く、その場合、

 生産 - 中間投入 = GDP(生産側)

を求め、こちらを正しいものとみなして、これを、

 GDP(生産側) = GDP(分配側)

   = 雇用者報酬 + 生・輸税 + 固定資本減耗 + 営業余剰

とやっています。日本のように、支出側が正しいとみなしている国は少数派みたいです。

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