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2010年8月13日 (金)

連鎖デフレーター(9)

連鎖デフレーターには、加法整合性のほかに、もうひとつ欠点があります。それは、ある年に大きく価格変化があると、それが翌年度以降に影響していしまうという問題です。(いわゆる、ドリフト問題といいます。)

計算式を見るだけでも、

1

ですから、例えば、s年の価格が、s-1年と比べて大幅に伸びる(例えば10倍)とかなったら、その影響は、t年までずっとのこることになります。一方、固定であれば、s年の価格変動はt年には影響しません。

例えば、t=1、・・・10、i=1,2、で考えて、

2

それ以外の

3

とします。このとき、

4

となります。10年の固定デフレーターは当然1ですから、5年の価格と数量の動きが、後年度にも影響していることがわかります。

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