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2010年8月18日 (水)

4-6月期1次QE(2)

もう少し個別に見ていきます。

まずは内需です。

消費については、季節調整済前期比は実質で0.1でした。形態別には、サービス、非耐久財はプラスながらも、その他がマイナス、特に、今まで政策効果が出ていたと推測されていた耐久財が▲1.3%とマイナスになりました。

プラスの要因としては、液体燃料、電気代、ガスなどでした。液体燃料とは具体的には灯油です。なんでこの時期、こんなに光熱費が高いんだろうと思って、気象庁の4月の天候を見てみました。(http://www.jma.go.jp/jma/press/1005/06a/tenko1004.html

ここ暫らく異常に暑かったので忘れてましたが、4月って、関東地方でも雪が降ってましたよね。。。

なので、4月になってもストーブなんかをつけていたんでしょう。そういうわけで、光熱費がプラス要因になっています。

一方で、テレビや自動車などが、マイナス要因となっています。要因については、いろいろ取りざたされています。例えば、「エコポイントの対象商品の基準を変えたから、駆け込みが1-3にあった反動だ」とかいう説があり、それも確かに影響しているかもしれません。

一方、自動車についてもマイナス要因でした。9月までが補助金対象期間ですから、7-9には影響が出るのでしょうか???

なお、高校授業料無償化の影響で、今まで民間最終消費支出に入っていた「国公立」の高校授業料については、政府最終消費支出に移るため、その影響は出ています。とはいっても、GDPの総額には影響しないし、また、民間最終消費支出の中でも0.1%未満ですから、まあ、その影響は微々たるものです。

また、今回は、国内家計最終消費支出が前期比でマイナスなのに、家計最終消費支出はプラスになっています。つまり、居住者家計の海外での直接購入(すなわち海外旅行)が増えているのですが、この辺のことは、長い説明になるので、どこかでじっくりと説明したいと思います。

次は住宅です。

実質前期比で▲1.3%と再びマイナスになってしまいました。

要因の説明はなかなか難しいのですが、基礎統計の住宅着工統計でも季節調整をかけると今期はマイナスになってしまうので、それが反映されているといってよいかと思います。といっても良く分からないと思いますので、もっと細かく説明すると、住宅については、過去から1-3は比較的低く、4-6、7-9と高くなるような季節性があったんです。ただ、ここ2年くらいはずっと下がっていて、季節性も良く分からなくなっているのですが、今回は、1-3と4-6がほぼ同じくらいの水準だったので、季節調整をかけたらマイナスになってしまったというのが、正確な話です。ですので、住宅着工統計でも、季節調整をかけるとマイナスになってしまうようなのです。

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