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2010年7月21日 (水)

連鎖デフレーター

ちょっと前の話の続きで、少し長くなりますが、連鎖デフレーターについて書いてみます。

わが国のSNAでは、実質化において、パーシェ連鎖デフレーターを使っています。(正確には、支出系列と生産系列だけですが。。。)

連鎖方式というのは、言葉の通り、デフレーターについて前年から数珠つなぎにつないでいくということで、もっと正確に言うと、「前年のデフレーターから、前年を基準としたデフレータを数珠繋ぎにつないでいく」というものです。言葉だけでいっても分かりにくいので、数式で示してみようと思います。(特にデフレーターについては、残念ながら、言葉よりも数式の方が圧倒的に分かりやすいです。)

t年のパーシェ型連鎖デフレーター(CPと書きます)は次のようになります。(0年は基準年です。)

1

言葉で説明すると、

2

は、基準年の名目値を実質値で割ったものです。といっても、当然、基準年は名目と実質が同じですから、これは1となります。

では、次の

3

は何かと考えると、「1年の名目値/0年を基準年とした1年の実質値」ですから、『0年基準の1年パーシェ型固定デフレーター』ということになります。ただ、今はもともと0年基準ですから、0年基準などという条件は不要です。そうすると、「1年について、つまり、基準年の翌年については、固定デフレーターと連鎖デフレーターは一致する」ということが分かります。

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