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2010年7月 5日 (月)

『最終消費支出』と『現実最終消費』(2)

昨日の続きです。

昨日は、医療サービスに対する支払(医療費)の保険給付部分は「政府最終消費支出」に計上されると書きました。でも、実際に医療サービスを享受しているのは私、すなわち「家計」です。タイトルに出ている「現実最終消費」の概念でみると、この保険給付部分も「民間現実最終消費」に入ります。そして、「政府現実最終消費」には含まれません。

これはどういう考え方かというと、「消費を『費用負担』と『便益享受』の異なる観点から捉えて、消費に2つの概念を導入する」、ということなのです。すなわち、

 ○当該制度部門が実際に支出した負担額 ⇒ 「最終消費支出」

 ○実際に享受した便益の額       ⇒ 「現実最終消費」

ということです。

今回の医療サービスの場合は、『便益享受』をしているのが私であることが明らかですから、今回のような整理は簡単で、「医療サービス」に対する支出はすべて「民間現実最終消費」に含まれます。

でも、例えば、「政府最終消費支出」の中には、警察サービスとか自衛隊の防衛サービスとか、そんな「誰が享受しているか分からないもの」もあります。そこで、「最終消費支出」と「現実最終消費」の区別はどのようにしたらいいでしょうか?

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