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2010年7月17日 (土)

GDP統計の在り方検討(2)

2つ目は、単純な話で、今まで、民間設備投資の需要側補助系列の推計では、金融・保険については法季が使えなかったため、予測調査を使っていたのですが、2年前から法季でも金融・保険を調べるようになってくれたため、これを使うようにする、という話です。

需要側の推計をやるのは2次QEだけなので、これの導入は、次の4-6月期の2次QEからということになります。

予測調査の場合、当期の数字は「実績見込み」なので、次の期(4-6月期の場合は7-9月期)で実績値に置き換わってしまうのですが、法季であればそれが「実績値」なので、その置き換わりもなくなるので、その点は「メーカー」としても助かります。

そして3つ目が、ベンチマークの改善なのですが、これもマニアックなのですが、これは、QEというより確報の話になります。

今まで、暦年の数値は主に「工業統計表」を用いてコモディティー・フロー法(以下、「コモ法」)で推計しており、年に1回確報推計のときにでます。一年間の数字としてはこれが一番確からしいということになっています。一方、QEなどでは四半期の数字を推計していますが、この四半期値の合計と、コモ法の暦年値とでは当然ずれてきますので、四半期値の合計とコモ法の暦年値をそろえる調整を、確報の時に行います。

今までは、このやり方を、単純に四半期値の比率で暦年値を分割するという方法をとっていたので、暦年が変わるところ(10-12月期から1-3月期)だけ、「四半期の伸び率+暦年の伸び率」となってしまい、この部分だけ季節パターンにゆがみが出てしまう可能性がありました。そこで、今後は、この「+暦年の伸び率」の部分を、ほかの期にもばら撒いて、できるだけ、一箇所にゆがみが集中しないようにしたという感じです。

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