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2010年6月 6日 (日)

ISバランス(4)

所得支出勘定の続きです。

(3)において、生み出された付加価値を配分しましたが、固定資本減耗については、もともと持っていた設備が磨耗してしまったんですから、手元には残りませんが、それ以外は手元に残っているはずです。なので、残りの、「雇用者報酬」、「営業余剰」、「生産・輸入品に課される税」が手元にあることになります。

この他に、利子収入や土地の賃貸料などの財産収入などが入ってきますし、また、逆にそれらの賃貸料などを支払っているかもしれません。それらを「財産所得」といい、その受取を足して支払を引くと1次所得バランスというものになります。

これは、大雑把に言って、ある制度部門が使えるお金と考えて良いと思いますが、これをすべて使って良いかと考えるとちょっと違いそうです。

例えば、この所得の中から、所得にかかる税金(所得税、住民税など)が取られるはずです。これを「所得・富に課される経常税」といいます。さらに社会保障負担として、いろいろな保険料が取られているはずです。逆に給付も受けていますのでこれを調整する必要があります。これが「社会負担」、「社会給付」です。これ以外にも、何かしらの形で他の部門に移転が行われるでしょうから「その他の経常移転」というものが入ってきます。これを調整したものが、実際に使える金額のはずです。多分一度くらいは聞いたことがあると思うのですが「可処分所得」になります。

ようやく所得まで来ました。

この「可処分所得」について、実際に消費に使ったものの残りは、余ったお金、もしくはマイナスになったら誰かから借りているお金、ということになります。これが、貯蓄になります。「貯蓄」は、「可処分所得」-「最終消費支出」です。

ここまでが所得支出勘定になります。

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