« ISバランス(6) | トップページ | 1-3月期2次QE(1) »

2010年6月10日 (木)

過去の訂正。。。

以前、高校授業料無償化について書きました。

そのとき、

商品・非商品デフレーターですが(授業料はサービスなので、正確には「非商品デフレーター」です。)、それは、負担した人が家計から政府に変わった、というだけなので、デフレーターに動きが出てしまってはおかしいことになります。」

と書きました。

これは間違いなく正しいのですが、私自身が理解を間違っていたことに気づきましたので、少し補足訂正します。

実は、一部の人には、「商品・非商品デフレーター、すなわちPの部分には影響は出ません。ただ、家計最終消費支出、政府最終消費支出等のQの部分は変わるので、トータルでは影響が出るかもしれません」といってしまっており、私自身もそう信じて疑わなかったのですが、これは完全に間違いです。私自身が完全に誤解していました。

この部分の処理ですが、

政府最終消費支出 

   中間投入+雇用者報酬+固定資本減耗+生産・輸入品に課される税+現物社会給付等

    -商品・非商品販売

家計最終消費支出 

   家計の財・サービスに対する支出(除:商品・非商品販売)+商品・非商品販売

であり、名目でも実質でも、政府最終消費支出から引いた同額を、家計最終消費支出に加えているので、GDPは変わらないし、GDPデフレーターも変わりません。私が、完全に誤解していました。

そう考えると、授業料無償化は、家計負担を減らして、その負担が減った分のお金がどこに回るかというところだけにしか影響は出てきません。(QEでその影響を分析するのは、ほとんど不可能なのですけど。。。)

それと、もうひとつ訂正をしなければいけないことがあって、以前、住宅修理、リフォームについて書いたときに、そこを意味を混同して書いている部分があります。例えば、

それであれば、持家のリフォームも貸し家のリフォームも中間消費になり、GDPにはカウントされない。

とか書いています。これは、「リフォーム」という言葉を定義せずに使っていたので分からなくなってしまっていたのですが、ここでいっていたことは、住宅の「維持・補修」という意味で書いていて、大規模な改修や増改築なんかは設備投資ですから、まったく扱いは違います。

その点、ただ、「リフォーム」と書くと、設備投資に入るような大改修も入っているように見えてしまうので、その点正確性を欠いていたと思いますので、この部分の文章は、「住宅の維持・補修」について欠いているものとご理解ください。

なお、明日、2次QEです。。。

« ISバランス(6) | トップページ | 1-3月期2次QE(1) »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/559179/48588124

この記事へのトラックバック一覧です: 過去の訂正。。。:

« ISバランス(6) | トップページ | 1-3月期2次QE(1) »

無料ブログはココログ
2016年8月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31