« ISバランス | トップページ | ISバランス(3) »

2010年6月 4日 (金)

ISバランス(2)

まず、一国の経済活動を生産面から見ていきます。

蛇足ながら、わが国の場合、どういうわけか、昔からGDPを支出面、すなわち、どこの部門が支出したか(民間最終消費支出とか、政府最終消費支出とかいうやつです。)という形で見る傾向が強くて、なかなか生産面からの見方に馴染みが無いんですけど、多くの国では生産面からみることが多いようです。

これは、わが国の場合、家計調査とか法人企業統計調査などの、支出面の基礎統計が充実していたことから、支出面からの推計が十分以上にできたからなんだと思います。ただ、多くの国は、生産面から推計していますし、そのため、SNAの考え方も、生産面からスタートして考えたほうが分かりやすく書かれています。ですので、あまり馴染みは無いかもしれませんが、少しお付き合いください。

まず、何かしらの生産活動を通じて、財やサービスが生み出されます。これが産出になります。この産出された財やサービスは、一部は、他の財やサービスの産出のために回されているはずです。これが中間投入になります。生み出された産出から、他の財、サービスの産出のために使われた中間投入を引いたものが、付加価値になります。付加価値、すなわちGDPです。

こう考えると、付加価値というのは、産出から中間投入、すなわち原材料といって良いかと思うんですが、それをを引いたものですから、中間投入にどれだけ『価値』を『付』け『加』えたかを図るもの、ということができるでしょうか。

ここまでの処理がなされるのが、生産勘定になります。

« ISバランス | トップページ | ISバランス(3) »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/559179/48537419

この記事へのトラックバック一覧です: ISバランス(2):

« ISバランス | トップページ | ISバランス(3) »

無料ブログはココログ
2016年8月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31