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2010年6月 5日 (土)

ISバランス(3)

続いて、次の勘定である、所得支出勘定に行きます。

生産によって生み出された付加価値は、誰かに配分されているはずです。その面から考えていくときに、この生み出されたものの価値には、生産に当たって課されている税込みの価格となっているはずです。例えば、消費税とか、お酒などでは酒税などいろいろな税金がかかっています。主に間接税と考えていいのですが、そういうものも付加価値の中には入っています。これを「生産・輸入品に課される税」といいます。逆に補助金は、この税金と逆の効果になりますから、補助金はマイナスで出てきます。この2つをまとめると、「生産・輸入品に課される税」-「補助金」が最初の分配項目になります。

次に、生産のためにもともと持っていた設備の一部は陳腐化しているはず、と考えます。これが固定資本減耗といいますが、企業会計では減価償却というほうが分かりやすいかと思いますが、これも分配側の項目のひとつになります。馴染みにくい場合は、分配面にはそういったものが入っているというくらいの理解で良いと思います。

残りの、配分先を考えると、一部は働いている雇用者に配分されているでしょう。あとは、企業に回るはずでしょう。雇用者に配分されているものが、雇用者報酬です。そして、残りが営業余剰になります。(正確には、『営業余剰・混合所得』と言いますが、これは個人企業があるからなのですが、内容が細かくなるので、説明は飛ばします。)

なお、この雇用者報酬と営業余剰を合計したものを、要素所得と呼んでいます。

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