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2010年6月13日 (日)

1-3月期2次QE(3)

民間企業設備は、1次QEの1.0%から2次QEでは0.6%に下方改定されました。これは、主に、「法人企業統計調査」を反映させた影響です。

ただ、(2)で、民間最終消費支出の供給側の推計が上方改定になったということを書いていますが、じゃあ、民間企業設備はどうなのかというと、こちらも、供給側の推計値は上方改定になっています。なので、供給側は上方改定ながら、需要側が下方改定でして、需要側の下方の方が強くて下方改定になったという形です。

それと、正確には、需要側の推計、供給側の推計の外付けとなるソフトウェアが下方改定でしたので、これも効いています。ソフトウェアの推計は、「特定サービス産業動態統計調査」が基礎統計で、1次QEでは3月分が入っていませんでしたので、それが入ったことで下方改定になりました。

民間企業設備は下方改定と入っても、プラスです。これで、10-12月から2期連続してプラスです。後でふれますが、民間住宅投資も本当に久しぶりにプラスになりましたから、まあ、数字上は回復基調になっている、という感じもします。といっても、推計担当者が判断する話ではないので、専門家のご意見を聞きたいところですが。。。

で、今ふれました、民間住宅投資は、1次QEの0.3%から0.4%に上方改定されました。民間住宅投資は、一国全体の住宅投資を求めた後、公的住宅投資を引いて求めるのですが、今回は、一国全体の住宅投資は変わらなかったのですが、公的住宅投資が下方改定になったので、民間住宅投資は上方改定になりました。久々のプラスです。

そして、民間在庫品増加は、一部は1次QEはARIMAモデルで予測しているのですが、2次QEは「法人企業統計調査」を用いて推計します。で、予測値よりも少し低めに出たため、下方改定となりました。1次QEは寄与度0.2%でしたが、0.1%となりました。ARIMAモデルで予測しているのは、仕掛品在庫と原材料在庫ですが、この予測部分が下方改定となりました。1次から数字が入っている、残りの製品在庫と流通在庫はあまり変わらず、寄与度の変化には影響を与えませんでした。

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