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2010年5月28日 (金)

ゲタ(2)

ゲタの続きです。

2008年度から2009年度の実際の数字で見てみましょう。

2

2008年度の年度の実質GDPは、約541兆円です。(赤い線)一方、季節調整済の2009年1-3月期の実質GDPは、約517兆円です。(2009年Q1の棒グラフ)

すると、2008年度から2009年度には、赤い線と2009年QEの棒グラフの間だけ、ゲタがあったことになります。

実際には、ゲタは▲4.5%でした。

(=(517-541)/541)※兆単位なので少し端数がずれます。

ところが、2009年Q1からみると、2010年Q1まで、ずっと一貫して延びています。それなのに、2009年度がマイナスになったのは、ひとえにゲタが理由です。

逆に、2010年度へのゲタはどうなりそうでしょうか?

2009年度の年度の実質GDPは、約531兆円です。(青い線)一方、季節調整済2010年1-3月期の実質GDPは、約539兆円です。(2010年Q1の棒グラフ)

すると、青い線と2010年Q1の棒グラフでは、棒グラフの方が上にありますので、プラスのゲタとなっていると分かります。

実際には、ゲタは1,5%でした。

(=(539-531)/531)※こちらはなぜかぴったりです!

そうすると、2010年度は、この後の成長率がゼロ、つまり、2011年1-3月期のGDPが、約539兆円であったとしても、1.5%成長と言うことになります。これが、新聞等で書いてあった、「仮に1年間ゼロ成長が続いたとしても10年度はプラス1.5%の成長を確保できる。」の意味です。

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