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2010年5月22日 (土)

1-3月期1次QE(2)

もう少し個別に見ていきましょう。

まずは内需です。

消費については、季節調整済前期比は実質で0.3でした。これをもって、高いと見るか、意外に低いと見るかは意見が割れるかもしれませんが、マニアックなところに注目すると、名目の前期比は0.1で、10-12月期の名目前期比0.0よりも高くなっています。10-12月期の実質前期比は0.7ですから、10-12月はデフレ圧力がある中での、実質消費の伸びということだったのに対し、1-3は、価格押し下げ圧力が弱まっているなかでも、実質前期比では0.3伸びたといえるのかもしれません。

消費の増加に寄与した品目は、新聞でも出ていますが、テレビなどです。エコポイントの発行数がこの時期すごいので、政策効果はあったんだろうと推測されます。一方、自動車やパソコンについては、増加の寄与した品目には出てきませんでした。考えられるのは、10-12月期に自動車とパソコンはものすごい伸びを示していたので、1-3も伸びているものの、例年よりは伸び率が低く見えてしまった、ということではないかと。そのほかにも、個人の海外旅行も伸びていました。今年の正月は、海外旅行に行った人が多かったような記憶があるの、なんとなく実感にもあっています。

消費に関して注目すべきは、昨日も書きましたが、非耐久財の名目の伸びが高くなっていることです。この要因も何度も書きますが、野菜と燃料(ガソリンなど)です。

次は住宅です。

実質前期比で0.3%と5期ぶりにプラスになりました。

これは、建設着工統計の着工を出来高に進捗転換しています。要は、着工してから●●四半期後だとこれだけできてる、と計算するので、着工を後方に均すような形になります。

建設着工統計をみると、着工は7-9月期から下げ幅を減少させ、10-12月期でプラスになっていましたので、それを反映して、プラスに転じたという形です。

一部の新聞では「住宅ローン減税の拡充が効いたとみられる」と書いてあって、なるほどなと思ったのですが、去年の4月から開始された減税なので、確かに、7-9や10-12月期の着工に出ていてもおかしくない気がします。

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